揖保川の流域整備


わたしたちは、人にとっても生き物にとっても住みよい町にするために、川に関係する、どのような工事が行われているのかということを中心に調査してきました。その調査を通してわかった「下水道の大切さ」と「揖保川のほとりで行われてきた工事は何のために」ということについてレポートします。


最初に揖保川のほとりで行われている工事のようすです。


揖保川は、平成二年ごろ、全国で第三位の汚れた川になっていました。揖保川を昔の美しい川によみがえらせるために、川底に積もったヘドロを取り除くための浄化工事に取り組んでいます。既に、龍野市の一部では工事を終わり、今年の三月末までに、残りの工事を完成させる予定になっています。この工事で、揖保川下流の水質も一段とよくなると期待されています。
龍野町日山の護岸工事 護岸工事完成後の様子
揖保川の水門の設けられた魚道

平成二年の揖保川が全国で三位の汚れた川だったことは残念な事実ですが、ヘドロの回収や下水道工事をする事によって、今では、再び天然の鮎が戻ってきました。
工事と川の関係がわかったところで、次は下水道工事についてのレポートです。


揖保川流域下水道について報告します。

下水を処理する浄化センターは、二カ所あります。どちらも海に近い網干という所にあります。浄化センターは、汚れた水を海に流れ込む前にきれいにするところです。揖保川町からも、太いパイプが網干の浄化センターまでつながりました。現在、神部小学校の近くの地区で、それぞれの家から、この太いパイプまで下水を流すための下水道工事が行われています。この工事が終わり、揖保川町全体に下水道が完成するのは、平成十三年の予定です。
平成9年の下水道工事を知らせる看板 揖保川をまたぐ下水管(揖保川町正条)

下水道工事が必要なわけは、家庭から流れ出る台所・風呂・洗濯水などの生活排水や、工場から出る産業排水などによって、川が汚されたり、悪臭やハエの発生源になったりするのを防ぐためです。揖保川町では、下水道の整備を最も大切な町の仕事として、その建設を急いでいます。


 河原で行われている工事も、昔とは少し違った意味があります。

昔はよく洪水がおきたため、堤防を作る工事をしていました。ですが、今では、堤防といっしょに、グランドや散歩道・テニスコートを作るなど、人々が川とふれあうことも考えた工事が行われています。それに、魚や鳥にもやさしい川岸になるように、コンクリートで固めてしまわずに、石垣を作るようにしています。ここでは、子どもも安心して川遊びができるようになっています。
揖保川町野田の河川敷公園(陸上競技場)